apple music

「Apple Musicってよく聞くけど、他の音楽配信アプリとどう違うの?」
「Appleが提供しているなら、やっぱりiPhoneじゃないと使えないの?」

 

あなたは今、こういった疑問をお持ちではありませんか?

 

Apple Musicのサービス名自体は、テレビやネットなどでの広告展開をしていますので、見かける機会も多いのではないかと思います。
しかしブランドイメージが先行していて、Appleの音楽サービスであるiTunesとの違い、また、他の音楽アプリとどう違うのか、いまいちピンと来ないかもしれません。

 

そんな、あなたに朗報です!!
当記事では、Apple Musicのサービスの大枠はもちろん、具体的な利用方法や他社大手との比較点もしっかりお伝えしていきます。
さらに、実際にApple Musicを登録する方法から、サービスが不要になった時の簡単な解約の方法まで、記事内に余すところなく掲載していますので、安心してApple Musicを始められますよ。

 

記事を読了されたあなたは、Apple Musicを利用することで、どのように音楽ライフが便利になるのかを実感して頂けるようになるはずです。
そして、実際にApple Musicを体験してみたいと思って頂けると、幸いです。

 

Apple Musicとは?

Apple Musicとは、Appleが提供する定額制の音楽聴き放題サービスです。
以前は、Appleユーザーの音楽といえばiTunes Storeにて楽曲、アルバム単位で購入するのが通常でしたが、今はApple Musicを使う方が非常に多いですね。

 

最近ではAppleもApple Musicの訴求に力を入れていますから、そのサービス名を目にする機会も多いと思います。

 

例えば、2019年グラミー賞授賞式を前にロサンゼルスでは、iPhoneXから始まった「ミー文字」と授賞候補作品のジャケットを組み合わせた巨大広告を屋外に掲出して話題になりました。

 

また、グラミー賞などの音楽イベントに合わせたプレイリストが公開されたり、日本のApple MusicのCMでは、新進気鋭の新人アーティストを積極的に起用したりとAppleならではのセンスが広告ひとつをとっても、かなり滲み出ていますね。

 

iTunes Storeとの違い

まず、iTunes Storeは、上述したように、楽曲やアルバム単位で音楽を購入後、デバイス本体にコンテンツをダウンロードして聴くというスタイルです。
キーワード検索やジャンル検索にも対応しており、音楽だけではなく、映画や着信音の購入もできます。
そして、決済はAppleI ID経由です。

 

続いて、Apple Musicでは、楽曲をストリーミング方式で聴きます。
もちろん、オフライン再生も対応はしていますが、一時的にキャッシュとしてローカルに保存する形式ですから月額契約を解約すれば聴けなくなってしまうので、その点はご注意ください。
また、対応コンテンツは音楽のみです。

 

どちらのサービスも提供楽曲にほぼ違いはありません。
ちなみに、どちらも音質は256kbpsと同質で、パソコンで音楽を聴く場合はiTunesをダウンロードし、Apple IDをログインさせた上で同期しなければなりません。

 

Apple Musicの月額/プラン

Apple Musicのプランは、3つあります。

 

@個人向けプラン月額980円

月額だけではなく、9800円の年間プランもあります。
つまり年間プランは、1年間で、月額2ヶ月分(1960円)おトクになるということですね!

 

Aファミリープラン月額1480円

iCloudのファミリー共有機能で、6アカウント使用可能です。

 

B学生向けプラン月額480円

在学証明サービス「UNiDAYS」による定期的な認証があります。
対象は「学位を授与する総合大学や単価大学に在籍する学生」で、中高生は対象外です。

 

さらに、Apple Musicは3ヶ月の無料トライアル期間を設けています。
無料期間の長さでは、業界最長ですね。
ただし、自動更新をオンにしていると無料期間終了後は自動的に課金されますのでご注意下さい。

 

また、2018年12月以降にauで新規契約や機種変更をすれば無料期間が6ヶ月に延長されるので、auユーザーの方はチャンスです(キャンペーン終了時期未定)!
すでに3ヶ月無料トライアルを利用した方や、androidスマートフォン利用の方も対象なのは、嬉しい配慮ですね。

 

お支払い方法

Apple Musicのお支払い方法も、3つあります。
クレジットカードをお持ちでない、またはカード情報を登録したくない方も簡単に登録できます。

 

@クレジットカード

決済方法は、Apple IDに紐付いているクレジットカードです。
国際ブランド付きのデビッドカードやau Walletなどの電子マネーも使えます。

 

Aキャリア決済

月々の携帯料金と合算して、月額を決済できます。
対応キャリアは、au、ドコモ、ソフトバンクのみです。

 

BApp Store&iTunesギフトカード

AppleにはApple Storeギフトカード、App Store &iTunesギフトカードがあります。
前者は実店舗などでApple製ハードウェアやアクセサリを購入でき、後者はオンラインでAppleのデジタルコンテンツを購入できます。
特段、使用期限はありません。

 

もちろん、Apple Musicはデジタルコンテンツに該当しますから必要なのは後者のカードとなります。
名称が似ていますので、購入の際は、間違えないようにしてくださいね。

 

以前、Apple Musicギフトカードというカードもありましたが、2018年4月で販売を終了しています。
そして、ストアクレジットでApple Musicをご購入の際は、初回更新料分の残高(つまり980円以上)が必要です。

 

また、無料トライアルであっても@からBまでのお支払い方法の登録とApple IDの登録が必要となりますので、ご注意ください。

 

AndroidでもApple Musicは使える!

Apple Musicは、利用デバイスがApple製品でなくてもお申込みできます。

 

例えば、Androidスマートフォンでは、Apple IDを作成し、Android版Apple Musicに登録するだけですから手順もシンプルですね。

 

ただし、Android4.3以降のOSがインストールされていることが条件となっていますから、ご自身のスマートフォンから「設定」→「システム」→「端末情報」にて確認しましょう。

 

楽曲数、ジャンルなど

Apple Musicの楽曲数は年々増えていまして、現在、公式ホームページによると5000万曲を超えています。
楽曲のジャンルは、洋楽はもちろん、邦楽もJ-POP、J-ROCKからアイドル、フォーク、演歌まで多彩なラインナップを取り揃えています。

 

また、椎名林檎やMr.Childrenなどの、いわゆるビッグネームもどんどん配信開始され始めていますから、音楽の聴き方として、Apple Musicなどの音楽配信サービスが今後はメインストリームになっていくに間違いありません。

 

Apple Musicは無料期間も3ヶ月と長く、日本の携帯キャリアと連動してキャンペーンを行うことも多いので、今のうちに試してみる価値はかなりありますね!

 

Apple Musicの抑えておきたい3つの機能

Apple Musicを利用するにあたって、抑えておくと音楽の聴き方が数倍楽しくなる機能があります。
これから、その代表的な機能を3つご紹介していきますね。

 

For You

まずは「For You」です。
「For You」はリスナーの音楽視聴履歴を参考に、独自のプレイリストを作成して提供してくれる機能です。
以下の情報が参考にされています。

 

  • Apple Musicのカタログから聴いた曲
  • 「ラブ」、または「好きじゃない」のマークを付けた曲
  • Apple Musicに初めて登録したときに選んだ、アーティストやジャンル

 

プレイリストは4つに分かれており、毎週内容が更新される仕組みです。
ミックスは使い始めてしばらくして現れます。

 

  1. チル・ミックス
  2. ヘビロテ
  3. フレンズ・ミックス(共有機能で友達を作る必要あり)
  4. ニュー・ミュージック・ミックス

 

気に入ったプレイリストがあればご自身のライブラリに追加することができます。

 

もしもライブラリからプレイリストをダウンロードした場合でも、コンテンツ内容は自動的に更新されますのでご安心ください。
また、他にも曜日ごとに変わるプレイリストや好みのジャンルに特化したプレイリストもありますから、聞き飽きることはまずなさそうですね。

 

iCloudミュージックライブラリ

Apple Musicをスマートフォン、パソコンなど複数のデバイスで楽しむ方は、ぜひiCloudミュージックライブラリを使ってみてください。

 

iCloudミュージックライブラリを有効にすれば、Apple Musicでライブラリに追加した曲やiTunesライブラリ全体をすべてひとつのデバイスで楽しむことができます。

 

以下の方法で機能を有効にできます。

 

  1. 使うデバイス毎にApple Musicと紐付いたApple IDにログインしておく。
  2. iPhoneやiPadの「設定」→「ミュージック」→「iCloudミュージックライブライブラリ」をタップして、オンにしましょう。

 

他に、MacやWindows、iPod、AndroidからでもiCloudミュージックライブラリをご利用できます。

 

ただ、一点ご注意頂きたいことがあります。
デバイスに楽曲が残っている場合、iCloudミュージックライブラリをオンにすると、楽曲を残すかどうかの確認メッセージがポップアップします。

 

このとき、「削除して置き換える」を選択すると、今まで保存していた音楽がApple Music経由のデータに置き換わってしまいます。

 

つまり、万が一Apple Musicを解約した場合、置き換えた音楽が聴けなくなってしまうのです。

 

そういった事態を避けるためにも、「ミュージックを残す」を選択する方が賢明ですね。

 

オフライン再生

Apple Musicは基本的にストリーミングサービスですが、もちろん、オフライン再生にも対応しています。

 

以下がコンテンツのダウンロード方法です。

 

  1. iOSのミュージックアプリ、もしくはAndroidのApple Music Appをタップし、ダウンロードしたい曲やアルバム、プレイリストの再生画面まで遷移します。
  2. コンテンツ名の右側に「+」がありますので、タップしますと、ライブラリにコンテンツが追加されます。曲単位でもアルバム単位でも、追加可能てす(アルバムやプレイリストは「+追加」をタップ)。
  3. あとは、Apple MusicライブラリやiCloudミュージックライブラリから、追加したコンテンツがダウンロードできるようになります。

 

コンテンツの側にある雲のようなクラウドマークをタップし、マークがダウンロード済みに変化すればダウンロード完了です。
ちなみに、設定からミュージックアプリの自動ダウンロードを有効にしておくと、コンテンツがライブラリに追加された時点で、自動的にデバイスへダウンロードされます。

 

ただし、Apple Musicの契約を解約すると、ダウンロードしたコンテンツは無効となりますから、お気をつけください。

 

また、ライブラリの「ダウンロード済み」を選ぶと、ダウンロードした楽曲だけを表示してくれます。

 

つまり、ダウンロードさえしておけば、あなたのお好きな時間と場所で通信量を気にせず、音楽が聴けるということですね!

 

Apple MusicとSpotify

よく比較される2つのサービスを比較し、メリットとデメリットを確認していきます。

 

Spotifyの概要

spotify

Spotifyには無料のFreeプランと有料のPremiumプランがあります。
Premiumプランは月額980円で、4000万曲が聴き放題、全曲フル再生、広告除外、オンデマンド再生、オフライン再生などフルスペックの機能が使用できます。

 

また、それぞれのテーマに合わせたプレイリストやアーティストが選曲したプレイリストなど、邦楽・洋楽を問わずに豊富に揃っています。
ちなみに自分でプレイリストを作成したり、公開することも可能です。

 

そして、Freeプランの機能もかなり充実しています。
Freeプランでも月額無料、期間制限なしで、フル再生ができるという点は非常に魅力的ですね。

 

Apple Musicのメリット・デメリット

それではここから、Spotifyと比較してわかった、Apple Musicのメリットとデメリットをお伝えしていきますね。

 

Apple Musicのメリット

まず、Apple Musicのメリットのひとつはラジオ機能があることですね。
Apple Musicの「Beats1」ラジオステーションは、毎日24時間、世界100ヶ国に向けてライブ放送されています。

 

Zane Loweをはじめとする3人のリードDJがそれぞれ個性のある選曲とアーティストインタビュー、そして音楽についてのディスカッションを繰り広げます。
そしてBeats1はApple IDを持っていれば、誰でも無料で楽しむことができるという点も嬉しいですね。

 

次のメリットは、やはり聴ける曲数、そしてジャンルの幅広さです。
Appleには、iTunes時代から培ってきた歴史があります。

 

実際に、曲数は5000万曲以上とSpotifyの4000万曲を圧倒的に超えていますし、Spotifyと比べても邦楽の充実度はかなり高いです。
iPhoneが日本のスマートフォンシェアの多くを占めていることが、邦楽のラインナップと関係しているのは間違いありませんから、今後も配信曲数は増え続けていくことでしょう。

 

Apple Musicのデメリット

Apple MusicとSpotifyを比べたときに、もっとも分かりやすく異なる点は、やはり無料プランの有無でしょう。
たしかに、Apple MusicはSpotifyのように無料プランを提供していません。

 

しかし、Apple Musicは月額だけではなく、通算2ヶ月分安くなる年間プランを選択できたり、3ヶ月の無料トライアルの期間を設けていたりとコストパフォーマンスはかなり高いです。

 

やっぱりフル機能で使いたい、というユーザーはApple Musicの方がオススメかもしれませんね。

 

Apple Musicの登録方法

それでは、最後にApple Musicの登録方法と万が一やめたくなった時の解約方法をお伝えしておきます。

 

登録方法

以下がApple Musicの登録方法です。

 

  1. まずは、Apple Musicを開きましょう。iPhoneやiPadのミュージックApp、Mac、WindowsであればiTunesを開きます。もしも、Apple Musicへの登録を案内する画面が自動で表示されない場合は、「For You」をタップしましょう。
  2. トライアルの案内ボタンをタップします。(トライアルは一人の家族につき一回まで)
  3. 使いたいプランを選択します。
  4. 「既存のApple IDを使用」をタップし、お持ちのApple IDとパスワードでログインして下さい。Apple IDをお持ちでない場合は、「Apple IDを作成する」をタップして、案内に従い、Apple IDを作成して下さい。
  5. 詳細情報を確認していただきます。お支払い情報が未登録の場合は、請求先の情報の確認が必要です。有効な支払い方法を追加し、「登録」をタップして下さい。
  6. お好みのジャンルやアーティストを選択します。

 

Apple Musicの解約方法

以下はiPhone、iPadでの解約方法となります。
トライアル期間をご利用の方は、更新日の24時間以上前に解約しないと、契約が更新される場合がありますので、ご注意ください。

 

  1. 「設定」→「ユーザ名」→「iTunesとApp Store」の順に選択します。
  2. 画面の上部に表示されているApple iDを選択し、「Apple IDを表示」をタップします。場合によっては、ここでApple IDのログインを求められます。
  3. スクロールして「登録」をタップします。
  4. 「Apple Musicメンバーシップ」をタップします。
  5. 該当のオプションを選択し、「登録をキャンセル」をタップして、解約を完了させます。

 

まとめ

ここまで、Apple Musicのサービス概要や機能面のご説明、他社比較などを行ってきましたが、いかがだったでしょうか?

 

以下に、Apple Musicの特徴をまとめておきますね。

 

 

  1. Apple Musicは個人や家族、学生などプランやその支払い方法は多岐にわたる。
  2. 楽曲数、ジャンルともに業界トップクラスのラインナップを誇っている。
  3. iCloudミュージックライブラリで既存のiTunesの楽曲と合わせて、様々なデバイスで楽しめる。
  4. 世界的に有名なSpotifyと比較しても、優位点はたくさんある。

 

Apple Musicは音楽配信アプリとしても優秀ですし、やはりiPhoneなどのAppleデバイスとの連携もしやすいのが利点ですね。

 

例えば、通勤中、自宅、外出先などの隙間時間を、Apple Musicであれば、より豊かなものにしてくれるに違いありません。

 

当記事がそんなApple Musicの魅力を少しでもお伝えできれば、幸いです。